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サハリン航路存続

【最新情報:サハリン航路再開断念については以下のURLを参照】

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赤字続きのため、民間フェリー会社が撤退を決め、サハリン経由のシベリア横断は今年が最後になることを以前のブログで報告していた。
しかし稚内市が民間と共同出資で、サハリン航路存続のための新会社を設立することを6月9日の産経新聞の記事が報道していた。新会社は、9月中旬頃には具体的な方向性を示す見通しで、今後もサハリン経由のシベリア横断ルートは使用可能になった。

産経新聞記事

サハリン航路存続へ稚内市が9月までに新会社設立 民間フェリー会社の撤退で

 北海道稚内港とロシア極東サハリン南部コルサコフ港を結び、運航会社が年内撤退を表明した定期フェリーについて、稚内市は9日、9月までに民間会社と共同出資し、運航を引き継ぐ新会社を設立する方針を明らかにした。市は来春からの運航を目指すとしている。

 稚内市によると、貨物需要の取り込みを目指し、現在夏季(6~9月)のみに限られている運航期間を拡大させる方針で、サハリンからの水産物輸入を目指している。

 8日発表の本年度補正予算案にも新会社設立準備などの経費を盛り込んだ。16日からの定例市議会で説明するという。

 同航路は1999年に開設。貨物量や乗客が少なく赤字が続いており、昨年9月に運航会社のハートランドフェリーが今年限りでの運航廃止を決めた。稚内市は今年4月に航路存続のため新会社を設立する方針を明らかにしていた。




稚内エクスプレス記事

定期航路で丁々発止の議論 市議会議特委 市長「市民置き去りでない」

2015 年 6 月 26 日

 24日午後に開かれた市議会議案特別委員会で、来年度以降のサハリン航路存続問題について質問が集中した。工藤市長は「9月までに会社を立ち上げるのではなく、この先の具体的な方向性を示す」などと述べた。
 運航存続に向けて市などが出資し新たな運航会社を設立するために船の取得、貨物の動向、新会社の収支計画などを調査するためのアドバイザリー業務委託料として1059万円の予算を計上したことに関し「会社を設立するための予算なのですか」などとの川崎議員からの質問に、工藤市長は新会社の準備のため専門的な助言をもらうための費用。今年の運航が終わる9月中旬頃には具体的な方向性を示す―とした。
 この航路問題に関しこれまで報道などの情報が先行し議会に説明することが少なかったとした岡本議員が、今後のことも質問したい―と提案し臨時会が30分ほど開かれたが、最終的に補正予算に関係する範囲での質問としその後、特別委員会は再開された。
 その後、佐藤議員が市が出資して運営が行き詰まったらとしたら負担するのは市民。市民への説明の場を設けるべき―と指摘。これに市長は「決して甘い考えではない。議会の全会一致を重く受け止めており、一定程度整理してから説明する。市民を置き去りにしているとは思わない」と述べた。



稚内市議会決議

決議案第1号 サハリン定期航路の存続を求める決議

 本市と隣国であるロシア連邦サハリン州とは、宗谷海峡を挟んでわずか43キロメートルという地理的特性から、歴史的にも深いつながりがあります。昭和63年には、サハリン州知事から北海道知事への要請があり、平成7年から再開された稚内・コルサコフ間のサハリン定期航路は、日本とサハリン州を結ぶ唯一の船舶による交通手段として、本市をはじめ北海道、ひいては日本とロシアの友好の架け橋として大きな役割を果たしてきた国際航路であります。
 本航路開設以降、文化や教育などの人的交流から始まり、水産物の輸入など経済的な交流も進んでおります。特に、サハリン州における石油・天然ガス開発プロジェクトの進展により、関連資機材の輸出や本市企業をはじめ道内企業の関連事業の受注など経済活動が活発化を増してきているところであります。
 さらに、サハリンでは天然ガスの商業生産が開始され、液化天然ガスが日本へも輸入されており、我が国のエネルギーセキュリティ上からも、サハリン州は重要な地域となっています。
 本市は、サハリン州のネベリスク市、コルサコフ市、ユジノ・サハリンスク市3市と友好交流都市の締結を行い、官民挙げて、様々な分野で相互に交流を続けており、本市議会も今までの交流を発展させて実のあるものにすべく、サハリン州の友好都市の市議会と議会同士の協力合意を結び、本年は、本市を含む道北支部市議会議長会としてサハリン州を訪問し、サハリン州の15市議会議長との交流会議を行い、より一層の絆を深めたところであります。
 また、昨年よりユジノ・サハリンスク市で開催されている道北物産展について、参加市が6市から9市に増え、取扱い品目も増加し、来年以降の実施についても約束されたことから、サハリン州との交流は着実に広がりを見せており、今後の北海道の産品の販路として大いに期待できるものです。
 以上のことから、稚内・コルサコフ間のサハリン定期航路は、本市を含む道北地域、北海道にとっての地域の発展に必要不可欠な航路であり、ひいては日本とロシア連邦の友好関係へ大きく寄与するものであります。
 よって、本市議会は、市及び関係団体と一致協力し、国や北海道に対する要望はもとより、議会の立場として同航路の継続的な運航に向けて行動することを決議する。

 平成26年12月1日

稚 内 市 議 会


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by K1200RS99 | 2015-07-21 06:36 | Russia