以下は、サハリン航路運行再開の契約を結ぶ調印式が行われたことを伝えるNHKの記事です。
稚内サハリン航路再開で調印式
07月05日 08時07分
定期運航が途絶えていた稚内市とロシアのサハリンを結ぶ日ロ航路について、サハリンの企業が参入して旅客船の運航が今月下旬から再開されることになり、調印式が行われました。
稚内市とサハリンを結んでいたフェリーは、平成11年から毎年夏の間、札幌市の企業が運航していましたが、去年9月、赤字を理由に撤退し、運航が途絶えていました。
その後、日ロ双方で運航の再開が模索された結果、サハリン州政府の主導で地元の船会社が参入して旅客船の運航が今月下旬から再開されることになり、4日、ユジノサハリンスクで調印式が行われました。
このなかで、サハリン州のデクチャリョフ交通局長は、「再開が強く要望されていた。今後、新しいターミナルを建設することも検討していきたい」とあいさつしました。
旅客船は80人乗りで、今月25日から9月中旬まで週に2往復、運航される予定です。
運航再開に取り組んできた稚内市の第三セクター「北海道サハリン航路」の藤田幸洋社長は「日本とロシアの人や経済の交流に大きく寄与すると期待している。航路を維持していくためにも最大限の努力をしていきたい」と話しています。
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