2016年6月のサハリン航路再開に向け、年内に第三セクターの運航会社を設立する予定であることが2015年10月2日付の毎日新聞と日経新聞、読売新聞で改めて取り上げられていたが、その後の動きが見当たらない。 以下、日経新聞記事転載: 稚内市、サハリン定期フェリー航路存続へ三セク 2015/10/2 11:43 稚内市は1日、同市とロシア・サハリン州コルサコフ市とを結ぶ定期フェリー航路を来年度から運航する新会社の事業計画の大枠を市議会の全員協議会で示し た。市と民間企業が共同出資する資本金3億円の第三セクターとして年内に設立。運航は交渉中の船舶管理会社に委託する。運航期間の見直しや旅客・貨物の確 保に努め、6年後の単年度黒字を目指す。 採算がとれないとして9月にハートランドフェリー(札幌市)が撤退したのに伴う措置。同社が使用していた貨客船を4億1千万円で買い取り、その費用を道庁からの財政支援で賄う 今年度の6~9月の28往復から拡大し、最終的に4~12月の75往復を検討。ロシア人向けに72時間査証免除や船内・市内の免税制度導入、日本人への国 境観光の推進などに努め、旅客を今年度の4401人から5年後に7500人に増やす。貨物は道北の農産物の輸出やサハリンの水産物の輸入を促す設備や体制 を整え、192トンから6年後に3000トンに増やす。 工藤広市長は「運航継続は可能だと判断した」と強調。ただ、運航に不可欠な船員の確保が難航中。船舶管理会社の決定後に収支計画を示すとした。議員からは「来年度からの運航に間に合うのか」「外国人船員になれば安全性は大丈夫か」など懸念の声が出た。 以下、北海道毎日新聞記事転載: サハリン航路:フェリー、再開へ 稚内市が三セク設立 /北海道 稚内市の工藤広市長は1日、9月で民間会社による運航が終了した同市とロシア・サハリンのコルサコフとを結ぶ定期フェリー航路について、第三セクターの運 航会社を設立し、来年6月から運航を再開させると明らかにした。市議会全員協議会で「運航継続は可能と判断した。船員の確保など難航していることもある が、来年の運航を考えると遅くとも年内には会社を設立したい」と説明した。 市長によると、新会社は資本金3億円で、市と民間企業が共同出資する。船舶は9月まで運航した会社から購入する。取得費用は4億1000万円。運航は専門の船舶管理会社に委託する。 来年は6〜12月に50往復100便程度を運航し、初年度は乗客5500人、貨物量1200トンを目指す。翌年以降は4〜12月に75往復150便程度を運航するという。 運営費は年間2億円以上が見込まれ、「開業から5年間は赤字だが、6年目以降は単年度黒字、10年後には累算で黒字を見込める」としている。工藤市長は「運航継続を望む声が多かった」と話した。【金子栄次】 2015年10月02日 以下、読売新聞記事転載: サハリン航路、年内に3セク設立…稚内市長表明 2015年10月02日 稚内市の工藤広市長は1日、市議会全員協議会で、ハートランドフェリー(札幌市)が撤退した稚内市とサハリン(樺太)・コルサコフを結ぶ航路について「収支は厳しいが、存続を決断した」と表明した。年末までに第3セクターの新たな運航会社を設立する。 工藤市長によると、新会社は資本金3億円で、市が3分の1を、残りを市内外の民間企業がそれぞれ出資する。サハリン航路で使われていた「アインス宗谷」を購入し、約4億円の費用は道や市の助成を検討している。 運航期間は4~12月の9か月間で75往復(2016年度は6~12月の50往復)に増やし、サハリンの水産物や、道産の農産物の輸出入拡大を目指す。船 内での販売を充実させるなどして旅客も確保し、5年後には旅客7500人、貨物3000トンで単年度で黒字化させることを目標とする。 一方、ハ社は毎年11月上旬に翌年の運航計画をロシア当局に出していたとして、新会社での来年の運航が間に合うか、市議から質問が出たが、市側は「モスクワに確認中」と答えた。 また現在、船舶管理会社に運航を委託するよう交渉中という。工藤市長は全員協議会後、報道陣に「落としどころが見えてきたので決断した」と答えた。 以下、稚内プレスの記事 佐藤議員が日ロ航路で攻め口変え質問 市長は冷静に対応 2015 年 9 月 26 日 市議会の一般質問2日目の25日、佐藤、吉田大、本田の3議員が質問に立った。 佐藤議員(日本共産党)のサハリン定期航路の存続問題について市が出資して新会社を設立することでの市民への説明は―との質問に、市長は6月の全員協議会の場で経過説明したが、市民にはしていない。存続に関しては一般行政報告の通り、これまでの検討内容を整理し今議会中の全員協議会(10月1日)で説明させて頂きたい―と答えた。 国や道、サハリン州など関係機関の対応は―との質問には、国の機関への要請や協議の中でサハリン交流は高い評価を受けている。道に関しては私たちと近い目線で取り組んでもらっているとし、サハリン側からは来年以降の航路存続を強く求められている―とした。 過去の事例を踏まえ第3セクターというリスクを負い市が出資する新会社設立での考えは―との質問には、これまでの第3セクターは負の側面だけでなく設立当初の目的通り地域、産業振興に一定の役割を果たした。存続に関し経営という観点で時間を要しているが、誰かが道を開いていかなければならないとした。 佐藤議員は再質問で「説明がない市長の進め方は誠意がない。存続に向け時間をかけ議会で議論し、一定の方向性を出し市民に説明するべき」と指摘。これに対し市長は「進め方に誠意がないという発言は真摯に受け止めるが、議会の議決が必要というならば、議決案件として説明したい。この航路はマチの将来の大事な問題であり、経営など全体を知って頂き段階的に進めていきたい」と述べた。 #
by K1200RS99
| 2015-11-14 16:38
| Russia
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/ringyo-sk/h260511hutakuti.html 平成27年9月28日更新 林道二口線(宮城県側)の通行規制解除について 詳しくは,別紙PDF図面 「平成27年林道「二口線」(山形⇔宮城)情報」をご覧下さい。 *通行可能日を間違えないよう御注意下さい。 #
by K1200RS99
| 2015-10-11 21:12
| 旅日記
横断道路の最悪の路面状況だったイルクーツク・ニジネウディンスク間の横断道路M53の舗装修復が完了した。
この区間は、修復工事のため舗装の表面が削られたまま放置されており、洗濯板状態の道路が延々と続くために、舗装されていない泥の路肩部分を走らざるを得ず、何回も転倒して、トップケースの上に乗せていたバックや、サイドケースなどを次々に失った難所だった。 元記事 URL http://www.vesti.ru/doc.html?id=2652806 以下当該記事の機械翻訳: イルクーツク地域を再建中の連邦ハイウェイ「シベリア」で、ステージ最後の砂利区間であったトゥルンーニジネウディンスク間が完成した。 ここで2年間働いた道路建設労働者によって、アスファルトに新しい模様が描かれ、現代的なフェンスが設置されました。 近隣の村の住民だけでなく、工事した新区間をテストしたドライバーが、車から出る騒音レベルがかなり減少して喜んでいることを、チャンネル「ロシア24」が報告しています。 「チャンネル・ロシア24」 #
by K1200RS99
| 2015-08-15 19:37
| Russia
タイヤショップでパンク修理を依頼したところ、空気圧が減っている状態で乗り続けたため、リアタイヤが偏った減り方をしており、パンク修理よりも交換した方が良いというアドヴァイスをもらった。 今回の積算走行距離は82,196km、前回の交換は2014年6月で71,000kmだった。 暑さのせいなのか、自分の腕が悪くなったのか、ここのところ、轍のうねりにハンドルをとられたり、車体を倒しても左右にうまく曲がらなかったりしていた。二輪から降りると腰が痛くなるほどだった。かといって、停車してタイヤを触ったり押したりしてみても、空気が全く抜けてしまっているわけでもない。どこかで空気圧を見てもらわねばと思いながらも、走り続けてしまったのが災いした。 工賃あわせて前後で税込4万7千円強、痛い出費だったが、ふらついたり、バーストしたりする不安なしに乗ることができること、夏休みの旅行先でトラブルで足止めされることを考えれば遥かに安い。アドヴァイスに従い、フロントも交換して貰うことにした。幸い前後とも在庫があった。 おかしいと思ったら、手遅れになる前に、可及的速やかに専門家に診てもらうこと、これがメンテ費用節約のツボだ。 #
by K1200RS99
| 2015-08-08 13:37
| 整備
【最新情報:サハリン航路再開断念については以下のURLを参照】 しかし稚内市が民間と共同出資で、サハリン航路存続のための新会社を設立することを6月9日の産経新聞の記事が報道していた。新会社は、9月中旬頃には具体的な方向性を示す見通しで、今後もサハリン経由のシベリア横断ルートは使用可能になった。 産経新聞記事
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K1200S初オイル交換 |
at 2016-12-06 14:25 |
16,000km到達 |
at 2016-08-25 10:04 |
サハリン航路ついに再開 |
at 2016-08-09 23:57 |
サハリン航路再開調印式 |
at 2016-07-05 13:09 |
サハリン航路再開 |
at 2016-07-04 22:46 |
k1200S純正タンクバック |
at 2016-06-18 12:40 |
K1200S燃費初計測 |
at 2016-06-15 16:07 |
K1200Sシールド交換 |
at 2016-06-14 15:26 |
警告灯点灯:Fuel Alarm |
at 2016-06-04 04:26 |
k1200sインプレッション |
at 2016-06-02 08:18 |
k1200s 167馬力 初乗り |
at 2016-05-28 17:09 |
後継機種決定: BMW K1.. |
at 2016-05-25 16:00 |
ABS kaputt! |
at 2016-04-30 20:42 |
サハリン航路再開断念 |
at 2016-04-10 09:47 |
プレーキパッド(リア)交換 |
at 2016-04-10 09:40 |
サハリン航路再開に財政支援も |
at 2016-03-14 20:45 |
オイル交換 motul 30.. |
at 2016-03-13 22:40 |
日本海横断航路就航困難 |
at 2016-02-25 14:04 |
新潟・ザルビノ航路復活か? |
at 2015-12-19 10:18 |
サハリン航路チャーター便で再.. |
at 2015-12-10 22:27 |
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