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チューリンゲンの丘とA4ロケット秘密工場

地平線まで続く菜の花畑と風力発電の風車

証言に基づいて再現された木造収容所

大戦終了後にソビエト赤軍に爆破されたトンネル入口跡に作られた調査用侵入孔


トンネルに放置されていたA4ロケット噴射装置残骸

2本のトンネル(1.2km+1.8km)と張り巡らされた横坑のモデル

ヴァイマール市街を出て、北西に十キロほど森の中に入ったブッヒェンヴァルトの強制収容所跡を尋ねた。東独時代の記念館は、ソビエトのプロパガンダに満ちているとされ、ソビエト時代歴史記念館として端に移築され、バラックの跡とモニュメントと資料館があるだけになっていた。確かにドイツ再統一直後の東独時代そのままの記念館には、収容者の皮膚や髪の毛で作られた仮面やサンダルなど、死者の尊厳をさらに損なうような展示もあったような記憶がある。

資料館で、V2で有名なA4ロケットの秘密工場と強制収容所跡が、「ミッテルバウ・ドーラ強制収容所記念館」としてノルトハウゼン郊外に保存されていることを知った。チューリンゲンのなだらかな丘を幾つも越え、90キロほど北上してこのトンネルを見に行った。

ドイツでは、この時期はバイオディーゼルを作るための菜の花畑が満開だ。開発されていない平らな土地が多く残っているチューリンゲン北部では、地平線のかなたまで黄色い菜の花畑が続いていた。

工場は山に2本のトンネルを掘ってつくられていた。このような自然豊かなところで、思わず散歩したくなるような清々しい季節にも、凍り付くような厳冬の最中でも、野天で1時間も続く点呼が毎朝毎夕繰り返され、弱った者から次から次へと倒れて行ったという証言を伝え聞き、なんとも形容しがたい複雑な気持ちになった。

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by k1200rs99 | 2010-05-24 20:30 | Germany
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